Gorizianaの基本的なルール

ゲーム

ゲームは2人のプレーヤーまたは2つのチームによっても行われます。 

先攻/後攻はどんな方法でも決めることができます(バンキング、コイントス、トーナメントの規定など)。 

各選手またはチームには、2つのキューボールのうちの1つが割り当てられます。先攻のプレーヤーまたはチームは常に白いキューボールを使い、後攻のプレイヤーは黄色ボールを使います。 

多くのビリヤードゲームとは異なり、ショットは常にローテーション(1ショット交代)で行われます 。プレイヤーが得点したとしても2回連続してショットすることはありません。

 一人のプレイヤーまたはチームが特定のポイント数(通常は300点または400点)以上を得点するとゲームセットとなります。
通常はセットマッチで行われます。(2セットまたは3セット先取)

スタート(初球)

先攻プレイヤーは白球でプレイします。
先攻プレイヤーは、(ピンに当たらない)テーブルのセンターより上半分(ヘッドレールとセンターラインの間)のどこにでも置くことができます。

スタート時配置

赤球は、 センタースポットとフットレールの中心に配置します。

後攻のキューボール(黄色)は、センターライン上のフットレールから10 cmのところにに配置されます。

ピンは8本の白いピンと1本の赤いピンを使用します。
赤ピンはセンタースポットに配置され、8つの白ピンは赤ピンの周囲にそれぞれ、短クッションのセンターラインと長クッションのセンターライン上に十字状に配置されます。
( テーブル上のピンのこの配置は「キャッスル」と呼ばれます。 )

ピンの配置

独特なルールとして、初球またはフリーボールを撞く時は足が長クッションのラインからはみ出してはいけません。

初球orフリーボール時の足の置き方

得点

得点は、プレーヤーは手玉(白 or 黄色)を撞いて、相手の手玉(レシーバー=黄色 or 白)をキャロムすると得点の権利が得られます。

「レシーバー」がピンを倒すか、または赤球に当たると得点になります。

主要なキャロムゲーム(バンド、3クッション等)とは異なり、手玉を必ず1クッション以上入れる必要はありません。


・得点は下記の条件で発生します。

手玉をレシーバーに当てた(キャロムした)後に、

① レシーバーでピンを倒す

手玉・・・白、レシーバー・・・黄

② レシーバーを赤玉に当てる。

手玉・・・白、レシーバー・・・黄

③ 手玉を赤球に当てる。

手玉(白)をレシーバー(黄)に当ててから赤玉に当てる

④ ②、③の後にレシーバーまたは赤球でピンを倒す。

上記①~④の条件のいずれか、または同時に達成すると、倒したピンに応じた合計ポイントが獲得されます。また、先クッションの場合は得点が2倍になります。

各ピンの点数

① 外側の白いピンは各2ポイント。

② 内側の白いピンは各8ポイント。

③ 白いピンが倒されている場合、赤いピンは10ポイント。

④ 赤ピンのみを倒した場合は30ポイント

ピンの点数

⑤ レシーバーを赤玉に当てた場合は6ポイント

⑥ 手玉を赤球に当てた場合は6ポイント。

⑤・⑥の例

①~⑥は全て加算されます。
例えば、外側ピンを2本+内側ピンを1本+赤玉の場合は
4点( 2点×2本)+8点+6点=18点 となります。
(先クッションの場合は 18点×2=36点!)

倒れたピンは1ショット毎に所定の位置に戻して立てられます。

ファウル

すべてのファウルしたショットでのポイントは無効となります。
また下記の条件で相手にポイントが与えられます。

ファウル A

① 手玉をレシーバーに当てた後、手玉がピンを倒してしまった。

この場合は倒したピンのポイントは相手の得点になります。この場合はフリーボールにはならず続行します。先クッションの場合は2倍の得点になります。

ファウル B


以下の②〜⑦のファールは相手に2ポイントを与え、相手はA、Bのいずれかを選択できます。

A ; 相手はファールをしたプレイヤーのキューボールの反対のエリア内で好きな場所に置くことができる(手玉フリーボール)。
B;手玉と相手の球を初球位置に戻す。

② 手玉がレシーバーに当たらなかった。

③ 手玉がレシーバーと接触する前に、手玉で直接ピンを倒した。

この場合は倒れたピンの点数は計算されません

④ 手玉がレシーバーと接触する前に、赤球に手玉が当たった。

この場合は点数は計算されません。

⑤ いずれかのボールが場外した。

場外した球は開始位置に戻され、スポットに別の球がある場合はできるだけこの位置に近いスポットに置かれます。

⑥ 手玉がジャンプして他のボールやピンを部分的または完全に飛び越えた。

⑦ 標準的なビリヤード競技のファウル

球触り、二度撞きなど。

その他

球がピンのマーク上に止まった場合は、該当するピンは立てないでそのまま続行する。

テーブルにピンの位置とボールの開始位置の位置が正確に示す必要があります。
位置を決めるには下記写真のような専用の道具があります。ピンを含め日本では入手困難なのでKozoom等で入手しましょう。印をつける場合は店員さんに許可を取りましょうね!

青いのがBall Positionner 、赤いのがSpot Marker


正式なルールはイタリアスポーツビリヤード連盟発行のルールをご覧ください。
※現在翻訳中!!

公式ルール